Quiet Place

感情を取り戻すためのリハビリ

海の上のピアニスト イタリア完全版をみた話


今、海の上のピアニストが劇場公開されている。
この映画は日本での初公開が1999年で、20年ぶりの上映になる。しかもデジタル修復され約50分追加された完全版だ。120分のものと比べると、ボンっと新しいシーンが追加されているというのは少なく、元々のシーンを丁寧に描いて長くなっているという感じのところが多かった。

自分は、中学生の時にテレビでやっていたのをみたのが初めてだった。とても印象に残って、CDとDVDと楽譜を買い、ピアノに興味を持つきっかけにもなった映画だ。

船の上で生まれて、その後一度も船を降りなかったピアニストの話で、不思議な空気感のある映画だと思う。
ストーリーは面白いし、セリフも哲学的で考えさせられる言葉が多い。それも魅力だけど、何よりも音楽がとてもいい。

自分が特に好きなのは、マジックワルツという曲だ。



このシーンは本当に楽しんでピアノを弾いてる感じがして、みていると楽しい気分になれる。結末はとても悲しい映画だけど、シリアスなシーンだけではなく所々にコミカルで笑いを誘うシーンがあるのもいい。

自分は結構映画をみる方だと思ってるけど、みてきた中で5本の指に入ると思う。
ぜひ映画館で見てほしい。ただ、上映されている映画館が限られているのと、上映期間が場所によって違うので、見たい人は急いだほうがいいかもしれない。